さいたま赤十字病院

病院基本理念
病院概要
病院の取り組み
地域医療支援病院
日本医療機能評価機構認定病院
地域がん診療連携拠点病院
災害拠点病院
高度救命救急センター

病院基本理念

院長あいさつ

地域医療構想における病院の役割について

昨年1月1日に、多くの方々のご協力のもと全職員が力を結集して新病院をオープンさせていただいてから、あっという間に1年が経過いたしました。さいたま赤十字病院80有余年の歴史の中で、第2章ともいうべき新たな1ページを刻めましたこと、これも一重に皆様方のご支援の賜物と深く感謝を申し上げます。

さて、団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けてさいたま医療圏における医療提供体制がどうあるべきか、地域医療構想が協議策定中であることはご承知のことと思います。昨年の「ご挨拶」で、救命救急医療や周産期医療、がん診療など高度急性期・急性期医療により特化した質の高い医療を提供し、患者さんにも地域の医療機関にも親しまれる病院であり続けることが地域における当院の役割であると強調させていただきましたが、今後も当院が進むべき方向性は変わりませんし、また変えるべきではないと考えています。

ご存知のように年間出生数は、すでに100万人を割り込んでいます。一方、年間死亡者数は、130万人を超えており多死社会を迎えるとともに日本の人口が減少に転じていることも周知の事実です。このため一人のお年寄りを大人数で支えられた時代から、一人のお年寄りを一人で支えなければならない社会がすぐそこまでやってきているといわれています。

そこで、国家財政がひっ迫している状況において限られた医療資源を効率的かつ効果的に活用し、より良質な医療サービスが受けられる体制を作ることが喫緊の課題とされ医療法改正によって地域医療構想の策定が進められることになりました。各医療機関が地域においてどのようなニーズがあるのかを見極めたうえで、実績を裏付けとした自院の目指す医療の方向性を明確にすることが求められています。

ところで、埼玉県全体の人口は減少し高齢化が急速に進むと予測されていますが、さいたま市では高齢化率は急激に上昇するものの、人口減少は緩やかで当面大幅な変化はないとされています。したがって、さいたま区域では医療需要が増加すると見込まれ、特にがんや心筋梗塞、脳卒中、肺炎、大腿骨頸部骨折など高齢化と関連の深いこれら疾患はますます増えてくるだろうと予測されています。

そこで、高度急性期・急性期医療に特化した医療、多くの救急患者さんの受入れや当院でしか治療できない患者さんの診療、そして地域の医療機関との連携が当院が目指す医療の基本方針であり、これらの実践により信頼される医療を提供することが理念だと考えています。

そのため、高度救命救急センターや、総合周産期母子医療センターの充実を図ってまいりましたし、地域医療支援病院としての役割も果たしてきました。また、地域がん診療連携拠点病院として良質ながん医療が提供できる体制も整え、多くのがん患者さんの治療も行っています。DPC病院群制度では大学病院並みに診療密度の濃いⅡ群病院として評価され、一般病院としては県内唯一これを維持してまいりました。臨床研修指定病院として初期臨床研修医の指導・育成にも努めているところです。さらに、災害拠点病院としては4班の救護班と、DMAT3チームを配備するほか、震災時ノンダウン化にも対応して災害時医療が提供できる体制も整えています。その他、さいたま医療圏における中核病院として様々な疾患に対応できる診療体制を整備してきました。何といっても、高齢化に伴い増加している複雑な病態を持った患者さんに、複数の診療科が協力して幅広く対応できることが当院の強みだと考えています。

したがって、今後も救命救急医療、周産期医療、がん診療など5疾病5事業を中心とした高度急性期により特化した医療機能を展開してまいります。当院でしか治療できない患者さんを重点的に診療するためには、他医療施設との前方連携のみならず後方連携をさらに推進することも肝要です。安定的に入院病床を確保するうえにおいても医療連携は不可欠で、ICTによる地域医療連携ネットワークの構築も積極的に進めてまいります。

 

以上、さいたま医療圏の地域医療構想における当院の立ち位置と機能、役割について説明をさせていただきました。皆様には是非ともご理解を賜り当院の提供する医療サービスを有効にご活用いただきますようお願い申し上げます。

 

平成30年1月
病院長 安藤昭彦

さいたま赤十字病院の理念

赤十字の人道・博愛の精神に基づき、信頼される医療をおこないます。

さいたま赤十字病院の基本方針
  1. 患者さんの権利を尊重します。
  2. 地域との円滑な医療連携に努めます。
  3. 医療の質の向上に努め、安全な医療を提供します。
  4. 優れた医療人の育成に努めます。
  5. 国内及び国外での医療救援活動に積極的に参加します。
患者さんの権利
  1. 公平で適切な医療を受ける権利
  2. 個人の尊厳が保たれ、 人権を尊重される権利
  3. プライバシーが守られ、個人情報が保護される権利
  4. わかりやすい言葉で検査や治療などの説明を受ける権利
  5. 自己の決定権が確認され、医療行為を選択する権利
  6. 安全・安心な医療を受ける権利
  7. 他施設の医師の意見 (セカンドオピニオン)を聞く権利
  8. 自己の診療記録等の開示を求める権利
患者さんに守っていただく事項
  1. 健康に関する情報を医師や看護師等にお知らせください。
  2. 医療行為については、納得したうえで指示に従ってお受けください。
  3. 病院内ではルールを守り、他の人に迷惑にならないように行動してください。
  4. 診療費の支払い請求を受けた時は、速やかにお支払いください。