当科では炭酸ガスレーザー、可変式ロングパルス色素レーザー (Vbeam II)、ピコレーザー(532nm/730nm/1064nmの3波長を使用)、電気メスらの機器を外来処置室に備えており、疣贅(ゆうぜい)、軟性線維腫(首いぼ)、乳児血管腫、異所性蒙古斑、太田母斑、外傷性タトゥーらの全ての色素に対応し、レーザー専門医が治療を積極的に行っています。
炭酸ガスレーザー、可変式ロングパルス色素レーザー (Vbeam II)、ピコレーザーは全て承認機です。 従ってほぼ保険診療となります。
埼玉県内の中核病院ではまだ導入されていないピコレーザーを、当科では令和5年4月から使用しています。
「ピコ」とはレーザー照射時間の単位を示します。すなわち1ピコは1兆分の1秒の単位となります。照射時間が非常に短いことから熱の発生を抑制でき、組織ダメージをより少なくし、ダウンタイム(施術を受けてから、普段通りの生活に戻るまでの期間)を短縮できるようになりました。
乳幼児や学童の異所性蒙古斑、太田母斑、後天性真皮メラノサイトーシス、しみ(老人性色素斑)、雀卵斑(そばかす)、外傷性タトゥーの治療を行います。しみ以外はいずれも保険診療となります。乳児血管腫は【乳児血管腫専門外来】を参考にしてください。