X線による胸部、腹部および全身の骨系を中心に単純撮影を行います。また、移転に伴い、すべてFPD(フラットパネルディテクター)化し、トモシンセシス(デジタル断層撮影装置)を導入しました。ほか、骨密度測定・歯科系(デンタル、パノラマ、コーンビームCT)の撮影を行う特殊撮影室とマンモグラフィー撮影室も含め撮影室を大幅に増設しました。これにより、検査待ち時間の解消とともに診断精度が向上します。
当院は3台のマルチスライスCT装置(256列機、128列機、64列機)を有し、全身のCT検査を行っています。そのうち救急外来のCTを2017年1月の病院移転に合わせて、128列の装置に更新いたしました。
3Dワークステーションも導入されており、マルチスライスCTの性能を充分に生かして、任意断面の断層像や、心冠動脈をはじめ循環器領域、脳外科領域、外科領域等の様々な血管や臓器、整形外科領域の三次元画像構築等も行っています。
2017年の病院移転に合わせ、心臓カテーテル検査装置(FPDバイプレーン)を2台導入しました。2016年では1000例を超えるカテーテル検査(心筋梗塞などの検査及び治療)、900例を超えるアブレーション(不整脈の治療)、その他下肢動脈のPTA(血管拡張術)ペースメーカー植込みなども行っています。
2011年7月導入(FPD.バイプレーン)
全身の血管撮影装置(DSA)でカテーテルを使用し主に肝細胞癌に対しての治療を行っています。又循環器内科の検査、治療 その他 脳内出血の原因検索のための脳血管造影、動脈瘤の塞栓治療、早期脳梗塞などの血栓回収術、交通事故(外傷)等による出血、内臓損傷に対しての止血(血管塞栓術)を行っています。
2008年11月にFPD搭載式X線透視装置導入、2017年1月の病院移転に合わせ様々な角度から観察可能な多目的CアームX線システムを導入しました。
消化管検査では、バリウムや空気などの造影剤を使用し多方向から撮影することにより癌などの早期発見に大変有用です。胆管・膵管造影は年間400件を超え、過去画像やCT画像などと比較しながら胆管結石の採石術も行われています。
2017年の病院移転に伴い、新たに3T(テスラ)MRI装置を導入し、1.5T(テスラ)MRI装置2台と合わせ合計3台の体制となりました。これにより今までよりも予約待ち期間の短縮が期待されます。
MRI検査は、強力な磁石でできた円筒形の中に入り、X線撮影やCT検査のようにX線を使用することなく、体内の断面を撮影することができます。
主に脳・脊髄などの中枢神経系や、子宮・卵巣・前立腺などの骨盤腔、乳腺や関節などに生じた病変の診断に有用とされています。
また脳ドックなどの健診も行っていますので、脳動脈瘤などの早期発見にも大変有用です。
放射線治療には、腫瘍の消失・縮小、再発予防、腫瘍による痛みの症状をやわらげるなどの効果があります。当院は地域がん診療連携病院に指定されており、より高度ながん放射線治療を提供するため、2017年1月にサイバーナイフも導入し、頭頚部、肺、肝、前立腺等の定位照射が可能となりました。また、専門的な知識を備えたスタッフが、チームで診療にあたり、患者さんやご家族が安心して放射線治療を受けることができるよう、様々な面からサポートできる体制を備えています。
微量の放射線を出す検査薬(放射性医薬品)を体内に投与して、生体の機能を画像化し、病気の発見または臓器の診断をしています。
新規導入のPET/CT検査では、がんのエネルギー源であるブドウ糖に類似した弱い放射線を出す薬剤(18F-FDG(フルオロ・デオキシ・グルコース))を注射し、がんのぶどう糖代謝を利用した画像診断法です。これにCT検査を利用し画像を重ね合わせることで、さまざまながんの早期発見、病期診断、転移・再発診断に威力を発揮します。
専門・認定資格名称 |
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検診マンモグラフィ撮影認定技師 |
X線CT認定技師 |
肺がんCT検診認定技師 |
核医学専門技師 |
核医学専門技術者 |
放射線治療品質管理士 |
医学物理士 |
放射線治療専門放射線技師 |
第一種取扱主任者 |
第一種衛生管理者 |
衛生工学衛生管理者 |
放射線管理士 |
放射線機器管理士 |
胃がん検診専門技師 |
胃がんX線検診技術部門B資格 |
胃がんX線検診読影部門B資格 |
胃がん検診専門技師読影補助認定 |
救急撮影認定技師 |
医療情報技師 |
医療画像情報精度管理士 |
被ばく相談員 |
内視鏡技師 |
Ai認定診療放射線技師 |
臨床実習指導教員 |