さいたま赤十字病院

皮膚科  化膿性汗腺炎 かのうせいかんせんえん

化膿性汗腺炎とは

思春期以降に生じ、痛みがあり、主に腋窩(わき)、鼠径部(そけいぶ)、乳房、臀部(おしり)に繰り返しできる慢性炎症性の皮膚病です。 臀部慢性膿皮症(でんぶまんせいのうひしょう)として診断されているのも化膿性性汗腺炎に含みます。主な症状としては赤く腫れ上がったおできのような症状ですが、進行すると膿がたまり、おできどうしがつながって、皮下にトンネルができ、炎症を繰り返して跡が残ります。こういう症状になる前に早めの皮膚科受診をすると良いでしょう。 また喫煙者や肥満の人に化膿性汗腺炎にかかりやすいのが特徴です。

治療

外科的に切開しても症状が改善しない場合があります。そのような場合には、内科的治療として、抗菌薬の飲み薬や塗り薬、生物学的製剤の注射薬を使ったりします。 生物学的製剤は当科では取り扱っており、早期に改善が期待できます。 女性医師も対応致します。