さいたま赤十字病院

産婦人科

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)について

平素より、さいたま赤十字病院における診療にご理解いただき誠にありがとうございます。

この度、2022年9月26日付けで、日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会から、埼玉医科大学病院の連携施設として「NIPTを実施する医療機関(連携施設)」として認証されましたのでお知らせいたします。

2022年11月10日から同検査のための遺伝カウンセリング予約を開始させていただき、検査を開始していきます。

出生前検査は、児の健康の向上や適切な養育環境を提供することを目的に、妊娠中に胎児に何らかの疾患に罹患していると思われる場合に、その正確な病態を知る目的で行われる検査です。

 

検査対象となるは、次の1~5のいずれかに該当する妊婦さんです。

  1. 胎児超音検査で、胎児が染色体数的異常を有する可能性が示唆された妊婦
  2. 母体血清マーカー検査で、胎児が染色体数的異常を有する可能性が示唆された妊婦
  3. 染色体数的異常を有する児を妊娠した既往のある妊婦
  4. 高年齢の妊婦(分娩予定日において35歳以上)
  5. 両親のいずれかが均衡型ロバートソン転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは21トリソミーとなる可能性が示唆される妊婦

 

尚、検査を受けられる方は、当院での分娩を予約している妊婦さんに限定して開始させていただきます。

また検査を受けるためには、検査前と検査後の遺伝カウンセリングをご夫婦(あるいはパートナー)お二人で受けていただく必要がございます。お二人で遺伝カウンセリングを受けられない方には検査をお受けできませんのでご承知おきください。

詳しくは『NIPT検査の流れ』をご参照ください。また不明な点がございましたら、外来担当医、産婦人科外来にお問い合わせください。

 

                                        

2022年11月10日