放射線治療科

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お知らせ

診療科の紹介・診療方針

放射線治療は手術、薬物療法と並ぶがん治療の一つです。
当院では2台の放射線治療機(ハルシオン、サイバーナイフ)を用いて、根治照射から緩和照射まで様々な照射に対応しています。
各診療科と連携しながら、患者さんに最善の放射線治療をご提供できるよう、スタッフ一同日々の業務に取り組んでいます。

診療内容

ハルシオン

主に乳癌の術後照射や肺癌や食道癌の化学放射線療法のような比較的照射範囲が広い場合に使用します。強度変調放射線治療(IMRT)を用いた、従来よりも副作用の少ない治療を行っています。

根治照射で20~30回、緩和照射で1~10回程度照射します。1回の治療時間は10分程度です。

サイバーナイフ

サイバーナイフによるピンポイント照射(定位放射線治療(SRT, SBRT))を積極的に行っています。照射範囲が狭い分、従来の放射線治療よりも短い期間で高線量を照射可能なため、高い治療効果が期待できます。

2~5回の通院治療です。1回の治療時間は病変の位置や大きさに依って変わりますが、20~60分程度です。対象となる疾患は早期肺癌、肝細胞癌、限局性前立腺癌、少ない個数の転移病巣(脳、骨、肺、肝、リンパ節など)です。肝細胞癌、前立腺癌、一部の肺癌では事前にマーカー留置が必要です。

スタッフ紹介

部長
江里口 貴久

所属学会 ・資格取得状況

  • 日本放射線腫瘍学会および日本医学放射線学会 放射線治療専門医

  • 日本医学放射線学会 研修指導者
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 緩和ケア研修会修了
副部長
柏山 史穂

専門領域

  • 高精度放射線治療・全般

所属学会 ・資格取得状況

  • 日本医学放射線学会 放射線治療専門医
  • 日本放射線腫瘍学会 認定医
  • 緩和ケア研修会修了

診療実績

  2022年
総治療人数(新患+再患) 948人
SBRT(新患+再患) 512人
新規患者数 脳・脊椎 14人
頭頚部 7人
食道 22人
334人
乳腺 311人
婦人科 3人
前立腺 103人