初期臨床研修プログラム概要

当院における研修の特徴

当院は、人口120万を超えるさいたま市を中心とした医療圏の救急医療を担い、3次高度救命救急センターを併設しています。一方、地域がん診療拠点病院に認定されており、文字通り第一線の臨床病院です。そのため、当院では、臨床と教育が直接結びついており、非常に多くの患者に関わることにより研修を積むことができます。研修にあたっては可能な限り担当医となり、指導医とともに直接診療に携わりながら、知識、技術を習得してもらいます。

また、医療安全との兼ね合いからシミュレーターを使った実技研修なども積極的におこなっています。また、研修期間内に症例報告を中心とした、学会発表も行っています。

プログラムについて

プログラムの目的

臨床研修の基本理念に基づき、幅広い医学の基礎を修得させることにより、将来専門とする分野にかかわらず、患者の健康と疾病について適切に対応できるように研修医の育成を行うことを目的とする。

プログラムの特徴

  • 平成22 年度から研修医制度の一部見直しが図られ、必修科目が一部削減されたが、臨床研修の基本理念を重視し、厚生労働省の到達目標を達成するために、従来の必修科目をすべて含むプログラムである。
  • 高度救命救急センターを併設しており、救急医療に関してより実践的な研修をおこなうことができる。
  • 選択研修期間については40 週あり、可能な範囲で研修医の希望に沿って選択科目、期間を決めることが可能である。

さいたま赤十字病院臨床研修プログラム

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さいたま赤十字病院臨床研修プログラム
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さいたま赤十字病院臨床研修プログラム(SP)

※1 選択必修は以下10診療科より1診療科を選択します。
■外科
■乳腺外科
■呼吸器外科
■整形外科
■心臓血管外科
■脳神経外科
■泌尿器科
■眼科
■耳鼻咽喉科
■形成外科
※ 2 救急科12 週のうち、4 週は麻酔科選択が可能です。

※ 3 希望選択にて選択することができる研修診療科目は以下のとおりです。
■消化器内科
■呼吸器内科
■血液内科
■糖尿病内分泌内科
■膠原病リウマチ内科
■腎臓内科
■総合臨床内科
■腫瘍内科
■脳神経内科
■循環器内科
■精神科
■小児科
■外科
■乳腺外科
■呼吸器外科
■整形外科
■脳神経外科
■心臓血管外科
■皮膚科
■泌尿器科
■産婦人科
■眼科
■耳鼻咽喉科
■形成外科
■リハビリテーション科
■放射線科
■麻酔科
■緩和ケア診療科
■病理診断科
■検査部
■救急科

研修スケジュール例

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1年次研修スケジュール(例)
2年次研修スケジュール(例)
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1年次研修スケジュール(例)(SP)
2年次研修スケジュール(例)(SP)
なお、診療科目及びスケジュール等により、希望に沿えない場合があります。

臨床研修協力施設

地域医療プログラム及び精神・保健プログラムについては、下記の臨床研修協力施設において研修プログラムに基づいた臨床研修を行います。
地域医療(4週)
原町赤十字病院群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町698
公設宮代福祉医療センター埼玉県南埼玉郡宮代町大字須賀177
すこやか内科クリニック埼玉県さいたま市中央区鈴谷5-3-12
あきもと内科クリニック埼玉県さいたま市中央区新中里1-3-3
埼大通りメディカルビル2F
しおや消化器内科クリニック埼玉県さいたま市中央区本町東3-3-3
※ 2020 年度より訪問診療研修が必須のため原町赤十字病院にて研修
小児科(4週)
埼玉県立小児医療センター 埼玉県さいたま市中央区新都心1-2
精神科(4週)
埼玉精神神経センター 埼玉県さいたま市中央区本町東6-11-1
小川赤十字病院 埼玉県比企郡小川町小川1525
選択科目
自治医科大学附属さいたま医療センター 埼玉県さいたま市大宮区天沼町1-847
特別養護老人ホームナーシングヴィラ与野 埼玉県さいたま市中央区本町東6-10-1
埼玉県赤十字血液センター 埼玉県さいたま市見沼区深作955-1
埼玉県内保健所 埼玉県内

初期臨床研修修了後

2年間の研修期間における成績が優秀で研修修了後も当院で専攻科の研修を希望する場合は、レジデントとして引き続き3年間後期研修を行い各科専門医(認定医)を目指すことも可能です。