さいたま赤十字病院
ごあいさつ

当院は平成23年に地域医療支援病院の承認をいただきました。地域医療支援病院は、患者さんは身近な地域で医療が提供されることが望ましいという観点から、紹介患者に対する医療提供、医療機器等の共同利用の実施等を通じて、地域医療を担うかかりつけ医、かかりつけ歯科医等を支援することを役割としております。

当院では、同年11月に病診連携室を設置し、平成29年1月のさいたま新都心への移転に併せて、総合支援センターとして組織を拡大し、医療連携課および相談支援課の2課体制となり、さらに令和3年4月より、相談支援課を『入退院支援課(看護師)』、『相談福祉課(MSW)』と組織変更し、医師、看護師、MSWおよび事務職が各々の職責に合わせ、他部門とも連携を取りながら地域医療の支援に邁進しております。

当センターでは、今後とも『顔の見える医療連携』を合言葉に業務を行ってまいります。

総合支援センター長(兼)腎臓内科部長 雨宮 守正

総合支援センターの役割

当院は、入院前より患者の身体的・精神的・社会的側面の問題をとらえ、退院後を見据えて、最適な医療を提供することを目指しています。こうした手法をPFM(Patient Flow Management)といいます。PFMの使命は、

  1. ベッドを効率的に運用し、医療の質を確保すること
  2. 病床の適正な管理をすること
  3. 患者の入院から退院までの流れを一貫して管理すること

です。

入退院支援課・相談福祉課では、看護師およびMSWにより

  1. 入院コーディネート 
  2. ベッドコントロール
  3. 退院支援 等

をおこなっております。

また、医療連携課では、地域の先生方との窓口として、転院の受入れ、緊急受診の取次ぎ等の業務を行っております。患者さんからのご予約は、予約センターにて承っていることから、予約センターは医療連携課とともに病院で最初に接点を持つ部門となります。対応が当院の印象を決定すると常に認識し、他部署と協同し業務に当っております。

総合支援センターの組織
総合支援センターの組織図
総合支援センターの業務

入退院支援課・相談福祉課には看護師、医療ソーシャルワーカー、がん認定看護師が常駐しており、退院後の自宅での生活や介護について、転院先の医療機関や施設等の情報を提供しています。在宅医療・介護・施設の相談や社会福祉・社会保障制度について、医療費や経済的な問題、療養中の就労の問題、がんに関すること等様々な相談の窓口となっております。 

 

医療連携課では、地域の先生方からの緊急受診への対応、医療機関さまからの転院の受入れ・医療機関からの診療予約、さいたまクロスネット事務局、セカンドオピニオン窓口等を担っており、院内業務としては、紹介・逆紹介データ登録、各種統計業務、外来担当表・お返事の発送および登録医証の作成・発送等を行っております。

また、さいたま赤十字病院地域医療連携運営委員会事務局、地域医療連携推進委員会幹事およびがんゲノム個別化治療室事務局としての業務も行っております。

地域医療連携

地域医療支援病院としての責務を果たすべく、地域の先生方からの紹介患者さんに対し、専門的な治療や緊急受診の提供を行う窓口を医療連携課は担っております。当院では緊急受診や転院のご要望には、診療科ごとの『緊急受診担当医』にお取次ぎいたしますので、お手数ですが、当院の医師と直接お話いただきたくお願いいたします。

また、富士通株式会社地域医療ネットワークシステムを利用した『さいたまクロスネット』を構築し、申請していただいた医療機関の先生方に当院の電子カルテの一部を公開しております。

相談

当センターでは、下記に関する相談を行っております。

アクセス(場所)

ご用件のある方は、2階10番窓口受付カウンターの職員にお声がけください。