さいたま赤十字病院

脳神経外科

脳梗塞超急性期

主幹動脈(頭蓋内の太い動脈)閉塞には血栓溶解療法(t-PA静注療法)と血管内治療を行うことがあります。

血栓回収術(血管内治療):閉塞した血管まで特殊な器具を誘導し血栓を取り出します。

 

左中大脳動脈で造影が途絶しています。

ステント型と吸引型の血栓回収機器を、閉塞部を越えて留置したところ。

 

血栓を回収し、再開通を確認しました。

 

摘出血栓、下の文字スケールはcm、摘出血栓は5mm程度です。血栓が取り除けなければ、広範囲な左大脳半球の脳梗塞に陥り、重度右片麻痺、言葉の障害などが残存して寝たきりで、ご飯も食べられず流動食での生活となるところでした。

 

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