稀ですが、治療可能、改善が見込まれる認知症の原因疾患の一つに硬膜動静脈瘻があります。 77歳、女性、進行性認知機能障害認め、その後に食事摂取困難となり頭部CTを撮影され左側頭葉皮質下出血を認めたため紹介入院。MRIでは左側頭葉に異常血管陰影を認めました。
血管造影で左横―S状静脈胴部硬膜動静脈瘻の診断
全身麻酔下でカテーテル治療(コイル塞栓術)を施行しました。
数か月のリハビリテーション後に認知機能は改善し、自立した自宅生活に戻られました。
脳神経外科TOPへ