専攻医メッセージ

初期研修中に当院のドクターカー搬送に接し、限られた資源下でも迅速かつ的確な処置を行う姿勢に強く感銘を受けました。当時は救急領域の中で自身の適性を判断しかねており、今後の進路を模索している段階でしたが、だからこそ幅広く経験を積める環境が必要だと感じました。二次・三次救急で初療から退院まで一貫して関われる点、病院前診療やICUでの集中治療、小児救急まで学べる当院に強く惹かれ、希望しました。

さいたま赤十字病院で働いて良かったのは、救急・集中治療の各分野に優れた指導医がそろい、幅広く深く学べる環境が整っている点です。知識や手技についても丁寧なフィードバックがあり、未熟だった自分にとって非常に成長しやすい環境でした。特に印象に残っているのは、ドクターカー出動時に初めて自宅内で気管挿管を行った経験です。限られた資源と空間の中で冷静な判断と処置が求められる現場は院内とは異なり、強い緊張感を今でも鮮明に覚えています。

専攻医としての醍醐味は、重症患者に対して迅速かつ的確に初期対応を行い、病状の改善に貢献できる点にあると感じています。自身の判断が経過に直結する緊張感の中で、常に最善を尽くす責任を負う日々には大きなやりがいがあります。現場での経験を通じて自らの未熟さを痛感することも多いですが、それが成長の糧となっています。今後は知識や技術の習得に加え、現場では冷静に、患者家族には温かく対応できる医師を目指したいと考えています。

私は尊敬する先輩医師から、医師として必要不可欠な3つの要素を教わりました。1つ目は「知識」、2つ目は「技術」、3つ目は「コミュニケーション能力」です。これらを完璧に成し遂げるのは簡単ではありませんが、追求することが医師としての成長に繋がると信じています。初期研修医の皆さんも、自分のペースで無理せず努力を続けてください。どんな経験も無駄にはならず、それらは必ず次のステップへ繋がります。共に成長し、目標に向かって日々努力を重ねていきましょう。

私がさいたま赤十字病院の産婦人科で専攻医として専門研修を希望した理由は二つあります。一つ目は、同院が高度急性期病院であり、総合周産期母子医療センターや災害拠点病院として認定されている点です。二つ目は、研修医として勤務した２年間で、充実した研修と多くの貴重な症例を経験できたことです。熱心なご指導を受け、知識と技術の基礎を築くことができました。これまでの経験をさらに深め、即戦力として現場で活躍できる産婦人科医を目指したいと考え、さいたま赤十字病院での専門研修を希望しました。

産婦人科では平穏な出産だけでなく、緊急手術も多く発生します。その一例として、当直中に即入院となった患者がいました。検査をしていくと、母体の心臓に極度の負荷がかかっていることが分かり、全身麻酔下で緊急帝王切開を行うことになりました。術後、患者はCCUで集中治療を受けることになりましたが、訪室した際に「先生に診てもらえて本当によかったです。ありがとうございました」と言っていただきました。その瞬間、私は大きなやりがいを感じ、この診療科を選んでよかったと心から思いました。患者との関わりに感謝し、医師としての使命感をあらためて実感しました。

専攻医としてのやりがいは、さまざまな症例に出会い、実践的な経験を積めることです。上級医の先生方の丁寧な指導のもと、多くの判断や処置の機会をいただき、日々成長を実感しています。私は、一般婦人科診療から周産期医療、緊急対応まで幅広く対応できる産婦人科医を目指し、確かな知識と技術を身につけたいと考えています。患者一人ひとりに寄り添い、安心感を与えられる医師であると同時に、将来的には後進の育成にも貢献できる医師を目指しています。

さいたま赤十字病院は、高度急性期医療と総合周産期医療を担う中で、専攻医にも多くの実践の場が与えられる非常に学びの多い環境です。多様な症例に触れながら、上級医の手厚い指導のもとで確かな技術と判断力を身につけることができます。責任ある立場で医療に関わり、成長を実感したい方には最適な場所です。産婦人科医として大きく成長できるこの病院で、ぜひ一緒に学び、働いてみませんか。

さいたま赤十字病院を選んだ理由は、初期研修のカリキュラムが非常に充実しており、幅広い症例を通じて実践的な力を養えると感じたからです。市中病院でありながら多くの診療科が揃っています。さらに、後期研修では内科、外科、救急科、産婦人科といった多様なプログラムが整備されており、将来の専門分野を見据えた研修ができる点も魅力です。仕事とプライベートのバランスも取りやすく、安心して研修に臨める環境だと思います。

初期研修医として実際に2年間働いてみて、熱意と責任感を持って指導してくださる指導医の先生方のプロフェッショナリズムに大きな刺激を受けました。特に3ヶ月の救急科ローテーションでは、高度救命センターならではの重篤外傷や急性期疾患の初療にあたり、救急外来で緊急オペが始まる瞬間の緊張感は今でも忘れられません。 また当院ICUはsemi‑closed体制で、初期研修医ながら主治医として重症患者を受け持ち、手厚いサポートのもと実践的に学び、補助循環をはじめ集中治療について理解を深めることができました。日々の研修を共に乗り越えた同期とはかけがえのない関係を築け、教育研修係のきめ細やかな支援にも支えられ、安心して研修に臨むことができました。

後期研修医としての醍醐味は、より主体的に診療に関わり、専門性を深めながら患者さん一人ひとりに真摯に向き合える点にあります。特に消化器内科では、内視鏡や緊急対応など多岐にわたるスキルが求められ、対応力が鍛えられる分、大きなやりがいを感じます。私は、確かな知識と技術を持ち、丁寧で思いやりのある診療を提供できる医師を目指しています。今後も日々の研修を通して成長を続けていきたいと考えております。

さいたま赤十字病院での初期・後期研修は、充実した指導体制と幅広い診療領域、そして温かいサポートのもとで確かな力を養える環境です。初期研修では多様な経験を通じて自分に合った進路を探せますが、循環器内科・整形外科・産婦人科・眼科を志望している方には特におすすめだと思っています。豊富な症例と熱心な指導が得られます。まずはぜひ見学にお越しください。現場の雰囲気を実感してもらえれば、当院の魅力を肌で感じていただけると思います。